PS3 発売延期

公式理由はともかく、まぁ、ぶっちゃけ予定価格を達成するためのコストで作れないからじゃなかろうか?(^^;。全体のハード構成のコスト、という点でどうかは知らんが、例えば BD-ROM ドライブに絞って邪推してみる。対抗陣営(HD DVD)がかなり安い価格で発売開始を予定しているので、それに対抗できる価格設定&コストで精算できる体制に持って行かなくてはならない。しかし、HD DVD 陣営に比べて、実機(試作機)の精度がとても生産ラインに持って行けるレベルになっていないという印象が未だに持っていたり(この印象はROM規格ではなく、書き込み系規格の方で植え付けられている)。だから、今回の延期はある意味「やっぱり?」という印象もあるのですよ。

# コスト面クリアが厳しいから延期というのは SED もそうだと思うけど(^^;

...さて、一番の問題。PS3 が発売されて、実際にヒットしたと仮定したら、次世代 DVD規格戦争は自ずと決着すると誰しもが想像に易いが、...そもそも PS3 って本当に売れるのか?という問題だ(爆)。正直、ゲーム機として売れる要素は最早ないと思う。PS/SS世代のハード機が揃った段階で、ライトユーザには画質&音質的に十分満足できるまでにゲーム機としては仕上がってしまっていた。PS2/DC/N64 世代(並列表記はおかしい?) は確かに更に画質が良くなって処理も速くなったが、PS世代機からの劇的な変化を得られたわけではなかった(ライトユーザが VHS の画質と S-VHS の画質が感覚的には差がないと感じるのと似たいようなものか?)。PS2 が売れたのは、あくまで安い DVDプレイヤーとして使えるからで、ちょうど DVDソースがそれに合わせて出たような状況だったから売れたのかな、と。ということで、PS3 が売れる鍵は最早 ハリウッド映画の BD-Video しかない!? 他の隠し球があったらそれに期待したいが...

ついでに脱線してゲーム機話すると、ハードが変わったのに劇的な印象がないのはゲームソフトの内容自体が劇的に変化していないからかもしれない。その点でも既に飽和している気がする(ネットゲージャンルだけは今が隆盛期?)。ゲームタイトルをぼーっと眺めてみると、ゲームソフトが乱発しすぎてユーザの取捨選択が困難だな(^^;。それに SFC の時代に比べても、続編ものの息が長すぎる(ユーザ知名度が高いタイトルほど売れやすいからって安直に行ってない?)。背景は異なるが、アニメでいうとオリジナル物が減って他メディアからの移植アニメが増えているのと似たいような傾向だろうか?

...とか言っている俺は PS2を未だに段ボール箱に入れっぱなしだったりするんだが(ぉ。